介護の転職サイトは山ほどある。でも、本当に使えるのはどれか?
私は介護福祉士として16年以上、介護の現場で働いてきた。同僚や後輩の転職相談にも数え切れないほど乗ってきた。その経験から断言する——転職サイト選びを間違えると、年収50万〜100万円の差がつく。
この記事では、実際に使った経験と、現場で聞いた生の声をもとに、介護職が本当に使うべき転職サイトをランキング形式で紹介する。「広告で上位に来るサイト」ではなく、「現場の人間が本当に信頼しているサイト」だけを選んだ。
この記事を書いた人
介護業界歴20年以上。ケアマネジャー(介護支援専門員)資格保有。現場の介護職員からケアマネ、幅広く経験。現在は株式投資・AI活用と並行しています。転職するも、毎回会社の悪さを知り辞める、転職サイトの「表の顔」と「裏の実態」を知り尽くしている立場から、忖度なしでレビューする。
まず現実を知ろう——介護業界の「今」
転職サイトを選ぶ前に、介護業界の現状を把握しておこう。ここを知らないと、転職で損をする。| 指標 | 数値 | 意味 |
|---|---|---|
| 人材不足数 | 約25万人(2026年度) | 毎年6.3万人の新規人材が必要 |
| 有効求人倍率 | 約3.4倍(全職種平均1.2倍) | 求職者1人に対して3.4件の求人 |
| 離職率 | 12.4%(過去最低を更新) | 全産業平均15.4%を大きく下回る |
| 介護福祉士の平均月給 | 約33万円 | 処遇改善加算の一本化で上昇中 |
| 2040年の不足予測 | 約57万人 | 転職者にとっては「選び放題」が続く |
求人倍率3.4倍——介護職は「選ぶ側」の時代
転職サイトを使えば、条件交渉で年収50万〜100万円アップは現実的な数字
1 人手不足=あなたの交渉力が強い
求人倍率3.4倍は「人が足りなすぎて施設側が必死」ということ。つまり、給与・勤務条件の交渉で有利に立てる。ただし、自分で交渉するのは難しい。だからこそ、交渉力のある転職エージェントを使う意味がある。
2 処遇改善で給与は上がっている
2024年の介護報酬改定で処遇改善加算が一本化・引き上げされた。介護福祉士の平均月給は約33万円まで上昇。「介護は給料が安い」は過去の話になりつつある。しかし、この恩恵を受けられるかは施設次第。良い施設を見分ける目が必要だ。
3 都市部と地方で格差が大きい
都市部の有効求人倍率は5.9倍。地方は1.8倍。都市部なら複数の内定をもらって条件を比較できるが、地方は求人自体が限られる。自分の地域に強い転職サイトを選ぶことが重要になる。
介護転職サイトおすすめランキングTOP5
評価基準は以下の5つ。20年の経験から「実際に転職が成功するかどうか」に直結する項目だけに絞った。評価基準
- 求人の質——数だけでなく、非公開求人や好条件求人の充実度
- サポートの手厚さ——面接対策、条件交渉、入職後フォローまで
- 担当者の専門性——介護業界を本当に理解しているか
- 対応スピード——連絡の速さ、面接日程調整の柔軟さ
- 利用者の満足度——現場で実際に使った人のリアルな声
1位
介護タウン
面談だけで転職の方向性が明確になる「相談特化型」
タイプエージェント型
面談無料
対応資格介護全般
特徴面談の質が高い
こんな人におすすめ
「今すぐ転職するかわからないけど、一度話を聞いてみたい」「自分の市場価値を知りたい」という人に最適。
介護タウンの最大の強みは「面談の質」だ。介護業界に精通したアドバイザーが、あなたの経験・スキル・希望条件を丁寧にヒアリングし、「今の職場に残るべきか、転職すべきか」から一緒に考えてくれる。私が同僚に最も勧めているのがこのサービス。
理由は単純で、「押し売り転職」をしないから。多くの転職エージェントは成約が目的だから、とにかく転職を勧めてくる。でも介護タウンは「今は転職しないほうがいい」と正直に言ってくれるケースもある。20年この業界にいて、こういう誠実なエージェントは本当に少ない。
良いところ
- 面談だけでもOK。「相談だけ」のハードルが低い
- 介護業界に特化したアドバイザーの専門性が高い
- 無理な転職を勧めない誠実な姿勢
- 面談後に自分の市場価値が明確になる
- 転職しなくても「今の職場での交渉材料」が手に入る
注意点
- 求人数は大手と比べると少なめ
- 地方の求人カバー率はやや弱い
20年この仕事をしてきて思うのは、「転職すること」が目的になってはいけないということ。まず自分の現在地を正しく知ること。それが転職であれ現職残留であれ、最善の判断につながる。介護タウンは、その「現在地の確認」に最も適したサービスだ。
——筆者(ケアマネ歴20年)
2位
レバウェル介護(旧きらケア)
求人の質×サポートの手厚さ、総合力No.1
タイプエージェント型
公開求人数約16,700件
Google口コミ4.4(1,233件)
面接同行あり
こんな人におすすめ
「しっかりサポートしてほしい」「職場の内部情報を知りたい」という人に最適。レバウェル介護の最大の特徴は、担当者が施設に直接訪問していること。求人票には書いていない「人間関係」「残業の実態」「離職率」といったリアルな情報を持っている。面接同行もしてくれるので、面接が苦手な人でも安心だ。Google口コミ4.4(1,233件)は業界トップクラスの満足度。「ネガティブな情報も隠さずに教えてくれる」という口コミが多いのが信頼できるポイント。
「しっかりサポートしてほしい」「職場の内部情報を知りたい」という人に最適。レバウェル介護の最大の特徴は、担当者が施設に直接訪問していること。求人票には書いていない「人間関係」「残業の実態」「離職率」といったリアルな情報を持っている。面接同行もしてくれるので、面接が苦手な人でも安心だ。Google口コミ4.4(1,233件)は業界トップクラスの満足度。「ネガティブな情報も隠さずに教えてくれる」という口コミが多いのが信頼できるポイント。
良いところ
- 施設の内部情報(人間関係・離職率)を教えてくれる
- 面接同行サポートがある
- ネガティブ情報も正直に伝えてくれる
- 入職後のアフターフォローが充実
注意点
- 連絡頻度が多いと感じる人もいる
- 担当者の質にばらつきがある(合わなければ変更可能)
3位
マイナビ介護職
大手の安心感と「好条件求人」の豊富さ
タイプエージェント型
運営マイナビグループ
求人の特徴好条件に強い
対応エリア全国
こんな人におすすめ
「日勤のみ」「残業なし」「高収入」など、条件にこだわりたい人に最適。マイナビグループが運営する介護職専門の転職エージェント。最大の強みは好条件求人の充実度。「日勤のみ」「残業少なめ」「土日祝休み」「高収入」といった、介護職が本当に求める条件の求人が豊富だ。大手ならではのネットワークで、一般には出回らない非公開求人も多数保有。介護業界に精通した専任アドバイザーがつくため、初めての転職でも安心して任せられる。
「日勤のみ」「残業なし」「高収入」など、条件にこだわりたい人に最適。マイナビグループが運営する介護職専門の転職エージェント。最大の強みは好条件求人の充実度。「日勤のみ」「残業少なめ」「土日祝休み」「高収入」といった、介護職が本当に求める条件の求人が豊富だ。大手ならではのネットワークで、一般には出回らない非公開求人も多数保有。介護業界に精通した専任アドバイザーがつくため、初めての転職でも安心して任せられる。
良いところ
- 「日勤のみ」「高収入」などこだわり条件の求人が豊富
- マイナビブランドの安心感と企業ネットワーク
- 非公開求人が多い
- 全国対応で地方の求人もカバー
注意点
- 未経験・無資格向けの求人は少なめ
- 都市部に比べ地方は求人数がやや減る
4位
かいご畑
未経験・無資格から始めたい人の「最強の味方」
タイプエージェント+派遣
公開求人数約6,200件
資格取得支援無料
未経験OK率高い
こんな人におすすめ
「介護の資格がない」「異業種から介護に転職したい」「働きながら資格を取りたい」という人に最適。かいご畑の最大の武器は「キャリアアップ応援制度」。かいご畑の派遣スタッフとして働きながら、介護職員初任者研修・実務者研修などの資格を無料で取得できる。通常10万〜15万円かかる資格取得費用がゼロになるのは破格だ。20年介護の現場にいて痛感するのは、資格の有無で年収が50万〜100万円変わるということ。だからこそ、無資格の人にはまずかいご畑で資格を取ることを勧めている。
「介護の資格がない」「異業種から介護に転職したい」「働きながら資格を取りたい」という人に最適。かいご畑の最大の武器は「キャリアアップ応援制度」。かいご畑の派遣スタッフとして働きながら、介護職員初任者研修・実務者研修などの資格を無料で取得できる。通常10万〜15万円かかる資格取得費用がゼロになるのは破格だ。20年介護の現場にいて痛感するのは、資格の有無で年収が50万〜100万円変わるということ。だからこそ、無資格の人にはまずかいご畑で資格を取ることを勧めている。
良いところ
- 働きながら無料で資格が取れる(10万〜15万円相当)
- 未経験・無資格OKの求人が豊富
- 派遣→正社員のステップアップが可能
- 介護資格を持つコーディネーターが対応
注意点
- 正社員の求人は少なめ(派遣が中心)
- 対応エリアが限定的
5位
ジョブメドレー
求人数No.1。自分のペースで探したい人はここ一択
タイプ自分で検索型
求人数約247,000件
スカウトあり
お祝い金あり
こんな人におすすめ
「エージェントからの電話がうっとうしい」「自分のペースで求人を探したい」という人に最適。ジョブメドレーは他の4つとは根本的に違う。エージェント型ではなく「自分で検索して直接応募する」タイプだ。電話がかかってくることはない。求人数は約24.7万件と業界ダントツ。応募すると施設に直接届くため、エージェントを介さない分スピーディー。プロフィールを登録しておけば、施設側から「スカウト」が届くこともある。入職が決まるとお祝い金がもらえる制度もある。ただし、条件交渉や面接対策は自分でやる必要がある。だから私は「ジョブメドレーで求人を探し、交渉は上位のエージェントに任せる」という併用を勧めている。
「エージェントからの電話がうっとうしい」「自分のペースで求人を探したい」という人に最適。ジョブメドレーは他の4つとは根本的に違う。エージェント型ではなく「自分で検索して直接応募する」タイプだ。電話がかかってくることはない。求人数は約24.7万件と業界ダントツ。応募すると施設に直接届くため、エージェントを介さない分スピーディー。プロフィールを登録しておけば、施設側から「スカウト」が届くこともある。入職が決まるとお祝い金がもらえる制度もある。ただし、条件交渉や面接対策は自分でやる必要がある。だから私は「ジョブメドレーで求人を探し、交渉は上位のエージェントに任せる」という併用を勧めている。
良いところ
- 求人数24.7万件、業界ダントツ
- 電話なし。完全に自分のペースで探せる
- 施設への直接応募でスピーディー
- スカウト機能で「待ち」の転職活動も可能
- 入職お祝い金制度あり
注意点
- 条件交渉・面接対策は自分でやる必要あり
- 施設の内部情報は自分で調べる必要がある
5サイトの比較まとめ
| サイト名 | タイプ | 求人数 | 最大の強み |
|---|---|---|---|
| 1位 介護タウン | エージェント | — | 面談の質。相談だけでもOK |
| 2位 レバウェル介護 | エージェント | 約16,700件 | 施設の内部情報・面接同行 |
| 3位 マイナビ介護職 | エージェント | 多数(非公開含む) | 好条件求人の豊富さ |
| 4位 かいご畑 | エージェント+派遣 | 約6,200件 | 無料で資格取得できる |
| 5位 ジョブメドレー | 自分で検索 | 約247,000件 | 求人数No.1・電話なし |
介護転職で「失敗する人」と「成功する人」の違い
16年間、色々な人の経験を見てきましたが、転職で後悔する人と成功する人には、明確なパターンがある。失敗する人のパターン
1. 「どこでもいいから早く辞めたい」で転職する
今の職場がつらいのはわかる。でも「逃げの転職」は、次の職場でも同じ問題にぶつかる。まず介護タウンのような相談型サービスで「自分が本当に不満に思っていること」を言語化してから動くべきだ。2. 1つのサイトだけで決める
転職サイトごとに持っている求人が違う。A社にない求人がB社にはある。最低2〜3社に登録して比較するのが鉄則。私のおすすめは「介護タウン(相談)+レバウェル介護(エージェント)+ジョブメドレー(自分で検索)」の3サイト併用だ。3. 給与だけで転職先を選ぶ
月給30万円でも残業月40時間なら時給換算では低い。処遇改善加算を正しく支給しているか、夜勤手当はいくらか、ボーナスは何ヶ月分か。「年収」ではなく「時給換算」と「手取り」で比較するのがプロの目線だ。成功する人のパターン
転職に成功する人が必ずやっている3つのこと
- 複数サイトに登録して求人を比較する(最低2〜3社)
- 条件交渉をエージェントに任せる(自分で言いにくいことをプロに代弁してもらう)
- 施設見学を必ずする(求人票と現実のギャップを自分の目で確認する)
ケアマネ・介護福祉士は「今が一番有利」な理由
特にケアマネジャーと介護福祉士の有資格者は、今が転職の絶好のタイミングだ。1 処遇改善加算の一本化で給与が上がっている
2024年度の介護報酬改定で、これまでバラバラだった3つの加算が「介護職員等処遇改善加算」に一本化された。加算率も引き上げられ、特にケアマネや介護福祉士は月額1万〜3万円の賃上げが実現している施設も多い。
ただし、この加算を正しく職員に還元している施設とそうでない施設がある。転職は「正しく還元している施設」を選ぶチャンスだ。
2 ケアマネの求人倍率は一般介護職よりさらに高い
ケアマネジャーの有効求人倍率は全国平均で4倍を超える地域もある。居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、施設ケアマネ——選択肢は豊富だ。「ケアマネなのに年収400万円以下」という人は、転職だけで50万〜100万円アップする可能性が十分にある。
3 2040年に向けて需要は増える一方
2040年には介護人材が57万人不足する。つまり、介護の有資格者の市場価値は今後15年間上がり続ける。今のうちに良い条件の施設に移っておけば、そこでキャリアを積みながら市場価値をさらに高められる。
「今の待遇に不満がある」なら、それは転職のサインだ
求人倍率3.4倍の今、あなたが思っている以上に選択肢は多い
私のおすすめの使い方——3サイト併用戦略
100人以上の転職相談に乗った結論。最も成功率が高いのは「3サイト併用」だ。よくある失敗パターン
- 1つのサイトだけに登録
- 紹介された求人をそのまま受ける
- 比較せずに決めてしまう
- 条件交渉をしない
- 結果:年収380万円で妥協
成功する併用パターン
- 3サイトに登録して求人を比較
- 介護タウンで「自分の市場価値」を確認
- レバウェルで内部情報を入手
- ジョブメドレーで幅広く検索
- 結果:年収450万円で内定
具体的な3ステップ
- STEP 1:介護タウンで無料面談——自分の市場価値と転職の方向性を確認
- STEP 2:レバウェル介護に登録——気になる施設の内部情報を入手、条件交渉を依頼
- STEP 3:ジョブメドレーで幅広く検索——エージェントが持っていない求人を自分で探す
まとめ——転職サイト選びが、あなたの年収を決める
介護業界は今、求人倍率3.4倍の「超売り手市場」。処遇改善加算の引き上げで、給与水準も上がり続けている。
にもかかわらず、転職サイト選びを間違えて
本来もらえるはずの年収を手にできていない人が多すぎる。
まずは介護タウンの無料面談で、自分の「今の市場価値」を知ること。
それが、年収50万〜100万円アップへの最初の一歩だ。
20年この業界にいる人間として断言する。
あなたの経験とスキルには、今の給与以上の価値がある。
複数サイトに登録する際の注意点
複数の転職エージェントから同じ施設に応募しないように注意。施設側に「あちこちに応募している人」という印象を与えてしまう。応募は1つのエージェント経由に絞り、他のエージェントには「その施設には別のエージェント経由で応募済みです」と伝えよう。